東近江市「ネイチャーポジティブ」宣言を行いました
ネイチャーポジティブとは
生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せることを指します。生物多様性の新たな世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」や日本の生物多様性国家戦略においても、2030年に向けた目標として位置づけられ、世界の新たな潮流となっています。
「ネイチャーポジティブ」という言葉は近年知られるようになってきたものですが、本市では環境・経済・社会の統合的向上を目指して平成28年度に策定した第2次東近江市環境基本計画をはじめ、100年先の森林の姿を見据えた100年の森づくりビジョン、本市の原風景を未来につなぐため市内全域を対象とするエコツーリズム推進全体構想などに基づいてさまざまな事業を展開しており、これらはネイチャーポジティブの考え方と非常に親和性が高いものと考えられます。これまで自然環境を基盤としてさまざまな取組を進めてきた流れをより一層加速化していきたいとの思いで、この度ネイチャーポジティブを宣言することとしました。
令和7年2月16日 東近江市「ネイチャーポジティブ宣言」
令和7年2月16日に能登川コミュニティセンターにおいて、森・里・川・湖のつながりを再構築し、歴史・文化の継承と発展をも視野に入れた、本市ならではの「ネイチャーポジティブ」の実現を目指すことを東近江市長が宣言しました。「ネイチャーポジティブ宣言」は、全国で200を超える団体が行っていますが、宣言団体のうち、企業が約9割を占め、自治体として宣言しているのは、全国で16例目、近畿2府4県では本市が初となります。【令和7年2月16日時点】
「イヌワシを指標としたNature Positiveシンポジウム」について
東近江市長によるネイチャーポジティブ宣言後には、東近江市に再びイヌワシを呼び戻すプロジェクト協議会が主催する「イヌワシを指標としたNature Positiveシンポジウム」が開催され県内外から約80人が聴講されました。
ネイチャーポジティブ宣言とは
ネイチャーポジティブ宣言とは、環境省(2030生物多様性枠組実現日本会議)が設けた、ネイチャーポジティブの実現に向けて企業や自治体などの団体が自らの活動内容を表明する制度です。
このページに関するお問い合わせ
環境部森と水政策課
〒527-8527 東近江市八日市緑町10番5号(新館1階)
電話:0748-24-5524 ファクス:0748-24-5692
ご意見・お問い合わせフォーム