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地域資源を生かした「まちづくり」事例学習(その3) 「東近江を循環・共生の大地に」地域が自立して生きる仕組みづくり (2006年12月23日(土) 愛東福祉センターじゅぴあ)
消費者との触れ合いを大切にしてでもまあ、ある日お客さんが牛舎をのぞいておられて、ちょうど牛のお産が始まったんですけど、その時に「お産や」ってバタバタしてましたら、ずっと様子を見られてて、難産の末に仔牛が生まれましたら、お客さん涙流して喜ばはるんですよ。で、次の日も次の日も、「あの牛どうしとるかなあ、どうしとるかなあ」って言って心配して見に来てくれはったりして。ああ、こうして生産者と消費者はきちっと触れおうていかなあかんねやなということが分かりました。 そうして、みなさんといっぱいお話ししているうちに、四年目、五年目ぐらいになると、あんな狭い所に一日千人ぐらいの人が来てくれはるようになって、もうとても今の店では対応できなくなって、移転を考えなあかんようになりました。 どこへ移転をしようかと思ってたら、ちょうど集落の共有財産が松枯れで伐られたところでしたので、そこをお借りして店をつくるようにしました。その時に、もっと農業者として私に何かできることはないやろかっていうのをいろいろ考えて、夫とかスタッフみんなで考えて、もっと消費者の人と近くなるためには、農家レストランをやったらどうやろということで、農家レストランをやろうということになりました。
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