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地元学でまちづくり 「ほんまに私(みんな)が主役のまちづくり」広島県安芸高田市”川根”の地域づくり (2007年3月3日(土) 東近江市八日市図書館)
農協の撤退と共同の店今日私はここへ来させていただいて、沖縄の方と話をさせていただいてね。これは切れとる。もう終わらにゃあいけんですな。終わらにゃあいけんのんでしょう? もうちょっと、もう3分ください。それで、ペーパーがあってものを言うんだったらあれですが、僕はこういうような人間ですから申しわけないですな。 それで後で共同のお店のことを話をされますが、私の所も農協さんがね、農協組合員だったけれど、今はもう容赦ないからね、切り捨てで。うちの所も農協の店舗がなくなるということで、これはもう本当に地域のみなさん方に話をさせていただいて、1戸あたり1000円の出資をしていただいて、1000円出していただいても、260戸だからわずか26万円しかないんですけどね。自分たちの店という、それには義務と責任を感じておらにゃあいけんということ。なかなか1000円の出資もスムーズに出りゃあせんかったんですよ。1000円出すことによって赤字になったら、その1000円というのは補填の、自分らが出した責任上自分も共同出資ということになって、赤字補填をさせるためにそういうことを考えたんだろうかと言って、地域のみなさん方からお叱りを受けましたがな。儲かるという方程式はないわけなんですが、だが交通手段を持たない地域のじいちゃんばあちゃんが一番困るわけなんです。 うちらの嫁さんというのは、そんなこと関係ないですよ。毎日新聞折り込みを見て、新聞に折り込んでくる安物売りをね、しょうもない。それがなんぼ安かった言うても、三日食べさせられりゃあもう犬にやれということになりますが。前都会におった時には冷蔵庫もこまかったですよ。田舎へ越したばっかりに大きな冷蔵庫のね、冷凍庫もそりゃあ。街へおった頃は冷凍庫なんかあるような冷蔵庫じゃなかったですね。みなさん。その冷凍庫も開けてみると、嫁さんとけんかですよ。「なんであんたは私の点検するようなことをするんか」とけんかになるんですよ。もう賞味期限はありゃへんですよ、何にも。おそらく古いのをまた捨てにゃあならんというな無駄なことをしよるわけなんですけど。 だから、年寄りのためには、その施設がなけにゃあならんということでやりました。儲かりゃあへんじゃないかと心配していただいた方には、「みなさん方がしっかり使ってくれりゃあ赤字にはなりゃせんのじゃから。そのことが地域の弱者の方を支えることになるんですよ」と。「高い思うても、年間トータルしたら、無駄な時間使って無駄なガソリンを使って出て行くより、必要なだけ買っていただければ、少々高うても地域のためになるという、これが支えることになるんじゃから、やってください」と言うたらね、よっしゃ分かったということで、今我々の店としてやりよるわけなんですよね。そういうことです。
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