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地元学でまちづくり 「ほんまに私(みんな)が主役のまちづくり」広島県安芸高田市”川根”の地域づくり (2007年3月3日(土) 東近江市八日市図書館)
沖縄の共同店の現代的意義で、「現代的意義」とか、この辺になってくると私ももうちょっとあれなんですが、こういうのができています。「なんでもや」はご存じですか? これはやっぱり結城登美雄先生がからんでくるんですけれども、宮城県の南部の方みたいですね。丸森町の大張地区という所があるんですけれども、ここで沖縄の共同店に習った店ができてきます。 これはですね、JA宮城という看板がまだ出てますけど、川根の例とほぼ一緒ですね。農協が撤退して、その集落から店がなくなる。 どうしようという時にこれですね、民俗学者というか、結城登美雄さんという、今宮城教育大学とかでも教えていらっしゃるんですかね、その方が全国各地の地域づくりを見て調査してまわった人で、沖縄の奥の共同売店というか、沖縄のこともかなりいろいろ聞き取り調査というか、実際に売店に入って、おじいちゃんおばあちゃんらと話して調査されたらしいですね。その話をこの大張地区の方から講演というか、何かいい方法はないですかと頼まれたときに紹介されたらしいんですね。 これ、詳しくは『現代農業』の増刊に載っていて、コピーもあるんですけど。その話もおもしろいんですが、大張地区の方は「ああ、じゃあこの方法でやってみよう」と。なかなか資金がなくて困っていたんですけど、沖縄にこういう店があるよ、地域をつくってるよということを聞いて、地域の人たちがじゃあやってみるかということで、300世帯中200世帯が2000円を出資してやっておりますね。材木業者さんや町の職員有志なども1万円から10万円を出資してつくっていると。これは一生懸命がんばってやっていますね。 この間奥共同店の100周年というのがありまして、去年の10月ですが、盛大なお祝いがあったんですけれども、その時に宮城県からもなんでもやさんの方々がいらして、互いに交流して。こちらからも行ったんですけれども、「一緒にがんばりましょう」ということでやっていますね。
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